2008年05月01日
魔よけと名誉の古代からのハーブ

春になってくるとハーブの芽も出始めこれから夏に向けてフレッシュハーブが楽しめる時期になってきます。
ヨーロッパのパセリは、日本のような苦さはなく、セリの葉に似ていてどちらかと言うとあっさりしています。
古代4大祭典競技 の一つネメア祭では、勝利者にパセリの冠が与えられていました。

ネメアは、ヘラクレスが誕生した地といわれ何よりもヘラクレスが、12の難事のひとつ、ネメアの獅子退治をした事で勝利の証にパセリで編んだ王冠をかぶったと言われています。
このことからネメアで行われた競技祭の勝者には、パセリで編んだ冠が与えられるようになったそうです。

University Museum, University of Pennsylvania, Philadelphia, Pennsylvania, USA 490 BC
*ネメアの獅子は刃物を通さない皮を持っていたが、ヘラクレスはこん棒で殴って悶絶させ、絞め殺しました。
パセリは、セリ科の1,2年草で地中海沿岸で砂利の多い土地や石の間に自生し学名に由来しています。
パセリの学名、 Petroselinum は、ギリシア語では、πετροσέλινον Petroselinonと言い πέτρος petros ”岩”と σέλινον selinon ”セロリ”から”岩に生えるセロリ”から由来しているそうです。

古代エジプト人
エジプト人はパセリを泌尿器系への薬剤としていたそうです。
古代ギリシャ人
ギリシャ人は、パセリを名誉と喜びの象徴としていました。
薬用や香辛料として栽培され各家庭の庭先に植えられ、食後に噛んで歯を磨いたり、口臭消しなど日常的にも使っていたといわれています。
ホメロスの詩によれば、軍馬に与える餌でもあったそうです。
古代ローマ人
ローマ人は、パセリを不妊の原因になると信じていたため妊婦には、使わないようにしていました。
ローマ時代には、宴会の際ワインでの悪酔いを防ぐために、パセリの首飾りをつくり身につけたそうです。

ギリシャ神話
パセリは、瀕死の英雄アルケモラスの血から生まれた草で死の象徴とされていました。
ゆえに古代ギリシャでは、名誉と喜びの象徴とする反面不吉な草ともされていました。

不吉な予感・迷信
・恋愛中、パセリを切ると不吉とされていました。
・庭にパセリを植え替えると悪魔が庭を支配するといわれていました。
・パセリをうまく育てられるのは、魔女だけと言われていました。
・種をまくのは、妊婦でないと良質のパセリができないと信じられ種まきは、聖金曜日にまくといいといわれていました。
・パセリは、芽がでる前に悪魔のもとへ7回か9回、往復するからだと言われていました。
・他の説では、地の奥にいる魔女に告げ口をしにいくので芽が出るのが遅いからでパセリの近くで人の悪口を言うと魔女が告げ口をしにいき
・不幸をよぶと言われていました。
・パサリを贈り物にすると不幸を呼ぶといわれていました。
・パセリを吊るしておくと 悪霊や悪いものから家を守ってくれると言われていました。

パセリの効能
消化不良、関節炎、膀胱炎、毒素の滞留など
無月経、月経困難症、出産の緩和
パセリのアロマテラピー
苛立ち、ストレスを和らげます。

花言葉
勝利・祝宴
| ハーブ・スパイス物語 | 00時02分 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑



